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偽書作家テスト EP4

今回は項目8.に真相という事で概要が書いてある。
別解については必ずしも読む必要はないので、飛ばしても構わない。

1.【食堂・6人殺し&5人幽閉】の犯人と方法は?

 紗音。ウィンチェスターで射殺。
 犠牲者は絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、源次。
 このタイミングで発砲したかは疑問が残る所ではあるが、ここから戦人が死体を発見するまでに殺した事は確かに言える。後に説明する熊沢と郷田は最初は狂言として参加しているそぶりがあるので、このタイミングで殺人をしたわけではないと言えるかもしれない。

 金蔵の名前を襲名したというよりは、碑文の謎を解いた事で当主になった事を示す指輪や黄金などを見せ、
戦人とミステリー的な狂言をしたいという説得により金蔵と認めさせた。
ここでは金蔵を右代宮家当主ととらえる。碑文の謎を解いた人物にだれでも当主が受け継がれるという告知から、紗音はこれに該当する人物であるとする。

 幽閉された人物は蔵臼、霧江、南條、紗音、嘉音。
落とし穴に落ちて幽閉するというくだりは、実際は単純に地下室には移動していない。
電話がある屋敷の中の部屋Xに移動しただけである。

 EP3から描写され続けていた九羽鳥庵という隠れ屋敷があり、そこには地下室があった。
繰り返しになるが、同時に、ここは絵羽が生還した場所でもあるとされている。
南條がこの場所を知っている事について、本人の証言もとれた。

 嘉音の台詞「魔女は気まぐれでなく、毎回考えて殺す」の台詞から、今回の人選についての意図について考えてみたい。次項の金蔵の孫たちヘの次期当主テストへ関連する内容となるが、これは孫たちにとって、家族もしくは恋人を一人殺し(譲治のみ二人)、見せしめとし、家族もしくは恋人を一人人質として残している。(朱志香は二人、真里亞は家族が一人しかいないため該当無し。別に説明項目を設ける)これは、当主テストを拒否する者がいた場合、これを脅迫の材料にして、強行させるつもりだった思われる。

 真里亞については魔女を信じており、本当に殺人が行われているか理解いるかも疑わしく、理解したとしても、母とともに自分もここで死ぬ事を納得済みなので、人質が必要ない。

 戦人に関して、留弗夫でなく霧江を残しているのは、戦人が霧江を理知的で客観的思考を持つ人物と捉えている描写が作品中に多くあり、この後の発言により信憑性をもたせるため。

※別解
地下室への幽閉のくだりは、実際に地下に行く事も部屋自体が存在するため可能。

2.【朱志香の私室・朱志香殺し、薔薇庭園・譲治殺し】の犯人と方法は?

 紗音。ロノウェもガァプも彼女である。
当主テストと称して二人を所定の場所に呼び出す。テストの内容は要約すると真里亞以外には「あなたは本当に私を愛していると説明出来ますか?」と取れる。順番は譲治が先、朱志香が後。

 狂言で呼び出しているにも関わらず、答えを聞いた後は「悪魔や魔女がやってきて自分を殺しに来たと戦人に電話しろ」と脅迫して殺してしまう。朱志香が譲治の死について知っていたのも、事前に殺していたから。朱志香については、一連の作業が終わった後、部屋をマスターキーで施錠する。離れた場所にも関わらず、朱志香が譲治が殺された事を知っていたのは、紗音がそう証言したから。

 譲治の当主テストの場所の薔薇庭園は、毎回譲治が紗音に婚約指輪を渡す場所であり、朱志香に対してのロノウェの台詞、
「…あなたはいとこの誰よりもこの屋敷について詳しくご存知だ。
テストなど無視し形振り構わずどこかに隠れて忍んだならきっと隠れきることも出来たでしょう。
その誘惑に耐えたあなたは賞賛に値しますよ」
(うみねこのなく頃にEP4「次期当主」より)
にも着目したい。

3.【屋敷の裏手と客室・嘉音&紗音&南條&蔵臼&霧江殺し】の犯人と方法は?

 紗音。ウィンチェスターで射殺。
井戸のある場所に移動する。嘉音の死体が発見されないことについては、紗音と別人の場合は、紗音に殺害された場合は井戸に死体を捨てた。紗音と同一の場合は、以後、戦人の前に嘉音として現れる事が無くなった。
その後、地下通路もしくは庭にて南條、蔵臼を殺し、霧江は客室へ誘導し戦人への電話をかけさせて殺害。

 紗音はベアトリーチェの衣装に着替えて、戦人に当主テストを行った後、また紗音の服に着替えて凶器消失のトリックを使って自殺。ウィンチェスターは偽装井戸の中に落とす。

 戦人に電話をかけて来たベアトリーチェは「知らない女の声だ」という描写があり、これを紗音がかけているとしたら紗音の声だとわかるはずでは?という議論が出た。同様に、紗音が変装をしているとしたら、戦人が一目見たらわかるはずでは?という事についても同様である。

 ここでは声については紗音の練習による演技、服装についてはメイクとカツラで再現したとする。外見については「うみねこのなく頃に」本文中に「女性は化粧するもの」といった表現が多発するため、それを手がかりとし、雨で戦人から遠い場所にあるため、精密に戦人が確認したため、大まかに似ていればこの場面では問題ないとする。声についても台風で雨風の音が激しいため、同様とする。

 補足であるが、声については紗音の声が声色を作っていて、魔女ベアトリーチェの演技が本人の地声に近い可能性もある。これは本ブログの筆者の主観であるが、日常で生活していて、仕事の時とプライベートで声色が変わる人も多いし、メイクや衣装でもともとの風貌と変わった印象になる場面も多いのではないかと思う。また、真里亞とベアトリーチェの交流が本文中で描写されており、このベアトリーチェが紗音だとするならば、口調や振る舞いを行う期間は充分にあったと言える。そして、ベアトリーチェも紗音もどちらも若い女性で、体格は普通である。年代や性別、体型を越えての変装でもない。しかし、それでも「変装を見破れないのはおかしい」それでも「変装を見破る可能性はある」というのは水掛け論なので、ここでは可能性や考え方の手がかりを提示して本ブログの結論としたい。

 ワルギリア「これは、この子の作ったゲームです。……あなたと勝敗を決めるための、ゲーム。……この子はそれを、ミステリーとファンタジーの対決のように呼んでいました。しかし残念ながら、本格推理とは一言も言っていません。即ち、十戒に則っているという保証はないということです。」
(うみねこのなく頃に散「????」より)


 EP5からノックス十戒や探偵宣言が登場するが、EP5の????でワルギリアが語っているように、「うみねこのなく頃に」でノックス十戒をすべて守っている保証は無い。ゆえに「ノックス第十条 手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず」は根拠として提出できないとする。

 EP7で碑文の謎を解いて右代宮家の当主となったヤスは、九羽鳥庵にいたベアトリーチェに声がそっくりらしいと熊沢が証言している。

※不採用案
 魔女ベアトリーチェの声は役者や声優に依頼した声をカセットテープに録音して、口パクで再生する。
カセットデッキの操作は真里亞が行う。こちらでも問題ないが、臨機応変な対応が難しいのではないのかということから不採用とした。この案を採用した場合、議事録のカセットデッキでとろう、と言った部分が伏線になっている事になる。


4.【園芸倉庫・郷田&熊沢殺し】の犯人と方法は?

 紗音。郷田、熊沢に狂言で自殺死体を演じさせ、シャッターを内部から施錠して密室を構成。
もともと郷田に渡していた鍵は園芸倉庫のとは全然違う鍵に園芸倉庫のタグをつけたもの。
本物の園芸倉庫で解錠し、ウィンチェスターライフルで撃ち殺した。その後同じ鍵で施錠して、鍵を持ち帰った。


5.【客間・真里亞殺し】の犯人と方法は?

 真里亞の自殺。紗音の用意した毒薬を飲んだ。
死後の目を閉じるなどの作業は紗音が行った。


6.戦人の罪とは?

 6年前に紗音に「白馬に乗って迎えにくるぜ」と行って、結果今日まで来なかった事。

 EP1からEP4までの推理から、ベアトリーチェは紗音であるということが本ブログでの結論となった。
EP3の紗音の戦人に関するエピソード「そうですね。……確か、お帰り際はこう仰っていました。“また来るぜ、シーユーアゲイン。きっと白馬に跨がって迎えにくるぜ。”」と、6年前に戦人が紗音を意識していた、彼女が自分の初恋だったという描写がある。これはさらっとした表現に騙されがちだが、戦人と紗音の間にはここで語られる印象以上の交流が会ったのかもしれない。

 EP1からEP4の全ての話で事件の主犯は紗音であるということになった。彼女はすべてのEPで譲治と10月4日に婚約するが、EP2の夏妃部屋、EP3でも紗音が譲治の殺人を行っているという本ブログの推理では、譲治よりも戦人の方に強い執着があったとしたい。

7.ベアトリーチェの問い「私はだぁれ?」の答えは?

時間指定でセットしておけば六軒島を全て破壊する能力のあるトラップX。
具体例は爆弾。

8.EP4のゲーム盤の真相は?

今回の共犯は戦人以外の全員。
しかし、今回もEP3と同様に結果的に殺している。

時系列的には、
蔵臼、霧江、南條:電話のある部屋Xに移動

郷田、熊沢:いとこ部屋に移動

絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、源次、紗音、嘉音:睡眠薬を飲ませておくなどして、死んだふりをさせた後、紗音により絵羽、留弗夫、楼座、夏妃、秀吉、源次殺害。

紗音、嘉音:電話のある部屋Xに移動

霧江:いとこ部屋に電話をかける

郷田、熊沢:園芸倉庫に移動。狂言用自殺死体の準備

譲治:当主テスト。薔薇庭園で紗音に殺害される。

朱志香:当主テスト。朱志香の部屋で紗音に殺害される。

嘉音:紗音と別人の場合はこのタイミングで紗音に殺害される。死体は井戸の中へ。紗音と同一の場合は特に何もない。霧江に嘉音は死んだ事にしろと言うだけ。
蔵臼、南條:紗音に殺害される。
霧江:客室で戦人に電話後、紗音に殺害される。
紗音:魔女の衣装に着替えて屋敷のバルコニーへ。真里亞、戦人に電話。

真里亞:当主テスト。屋敷の食堂に移動。自殺のための薬を服用。

戦人:当主テスト。屋敷玄関に移動。

紗音:真里亞の目を閉じる、手を前に置くなどの作業。

紗音:郷田、熊沢の殺害。

紗音:紗音の衣装に着替えて井戸の近くで凶器消失トリックにて自殺。ウィンチェスターは井戸の中へ。

戦人:現場の捜索。

なお、これは当ブログでの方法を採用した場合の時系列なので、別解が一つでも入った場合は要再考とする。

9.縁寿がマルフク寝具店で発見したものとは?

さくたろうのぬいぐるみ。
さくたろうは市販品で、同じ物がたまたまこの場所にあったのか、楼座や真里亞の遺品がおいてあったのかは不明。遺品であった場合、当時6歳であった縁寿が回収している気がするので、ここでは市販品がたまたまあったという考えを採用する。

10.12年後の六軒島で行われた、縁寿と須磨寺霞一派の戦いの真相は?
縁寿の七姉妹での攻撃は天草の銃での攻撃。須磨寺霞一派の攻撃は描写されたまま。
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偽書作家テスト EP3 完成版

 前回、EP3の記事を途中までアップしたが、不整合な部分が多かったため、新しく記事をアップし直す事になった。
 前回の記事も多くの人に読んでもらう事が出来たので、途中の思考としてそのままにしておく事にする。
 連鎖密室ように、説を仮定し、その説を否定して行く様子を垣間みていただければ幸いである。
 
 不採用案については、必ずしも読む必要は無いので、面倒だったら次の項目まで飛ばして読んでも構わない。

 項目10.に真相ということで概要が書かれているので、全体像をつかんでから読みたい場合はそちらをお勧めする。

1.碑文の謎の答えは?
 EP7で示された通り。

2.【連鎖密室・六人殺し】の犯人と方法とは?
 犯人は紗音。
あらかじめ共犯にしておいた使用人たちに、狂言として死体を演じる事を頼み、結果的に本当に殺した。
源次、熊沢、郷田についてはこの理屈である。しかし、源次に関してはすべてを理解した上で納得している。
薔薇庭園でのワルギリアとベアトリーチェの対決は、熊沢が本当に殺される事に気がついたのかもしれない。

 金蔵については、EP4で示されたとおり、ゲーム開始時に死亡している。

 紗音と嘉音については、紗音と嘉音を操作している人物(ヤス。EP4までの情報では、紗音の本名の紗代)がこの二人の登場人物を以後のゲーム盤で使わないと宣言したため。
以下、ゲーム盤上にはベアトリーチェとしてのみ顕現出来る。
チェスというより将棋のようなニュアンスだが、紗音が死亡した後、検死を逃れ行動する様子は、紗音がベアトリーチェに成ると表現する事ができる。歩がと金に成るのに似ている。

 うみねこにおいて、信じていいとされる情報は、探偵戦人による目視(EP5の探偵の前に偽の手がかりを出せないという記述、EP1からEP4までの戦人は探偵だと言う記述による)と赤き真実による宣言。
ここで注目したいのは、目視は視覚情報であり、赤き真実は文字情報であるという点である。
そのため、戦人が目視した場合、どう見ても死んでいる場合は死亡していると取る事とする。
具体的には、目が見開いている、首が確実にしまっている、身体を弾丸に貫かれているなど。
赤き真実の場合は、一人の人物が複数の名前を持っている場合、その人物が今度死体として、もしくは発見されないが登場出来ないという論法が通る。

 つまり、赤字の紗音は死亡しているは、紗音はこの後の物語では駒として使われないが、実は生きていて、まだ客間に潜んでいるということである。
赤字の抜け方は「赤き真実では文字でしか語っていない。紗音には紗代という名前がある。紗音は死んだが紗代は生きている」と言った所。
 EP4で「複数の名前をもつ人物は存在しない」という復唱要求に答えられないことからも、これは伺える。
複数の名前を持っている人物はEP3までの時点だと紗音しかいない。内訳は使用人としての名前の「紗音」と、EP2で語られた本名の「紗代」である。疾患としての多重人格ではなく、赤き真実と複数の名前による叙述トリック、名称トリックである。

3.【薔薇庭園・楼座&真里亞殺し】の犯人と方法とは?
 犯人は絵羽。もともと共犯だったための殺人である。
方法は楼座はウィンチェスターライフルで射殺、その後柵に刺す。真里亞は絞殺。
秀吉が証言するアリバイは絵羽と共犯のため口裏合わせ。

4.【玄関ホール・留弗夫&霧江&秀吉殺し】の犯人と方法は?
 実際は食料を取りに行った訳ではなく、絵羽が楼座、真里亞を殺したのが絵羽であることに感づいた霧江が、
嘘の証言をした秀吉を共犯と仮定し話を聞くため。口論の末、戦闘に発展し、相打ちしてしまう。

※不採用案

 共犯システムで、今回は留弗夫・霧江夫妻を選んだと仮定した場合のロジックを考えたが、碑文の謎を絵羽が解いた前提で考えると不都合な点が多く、不採用とした。
 絵羽と留弗夫・霧江の両方が共犯ということでも良いが、双方に知られないように殺人を行うのはリスクが大きいため、こちらの観点からも不採用とする。

5.譲治がゲストハウスから屋敷へ行った方法は?
 譲治はベアトリーチェと会話し、紗音とひとときでも会話をかわす事を願う。鎧戸が開き、譲治とベアトリーチェが外に出る。鎧戸は内部からなら簡単に閉められる。音もない。

 このシーンで会話しているのは南條と譲治である。
ベアトリーチェの姿なのは、システム共犯者の擬人化。紗代の計画に気がついたため。
狂言だ、虚偽の検死をしてくれと頼まれていたのに、本当に死んでいた。このことが原因で、紗代の計画に気がつき、次に狙われるのは自分だということを考えたため、南條自身はなるべく孤立せずに行動しようとする。

 譲治に話したのは、婚約者である譲治なら説得出来ると思ったため。
そして、絵羽が殺人始めたことも気がついている。このまま続けていては、さらなる犠牲者が増える。
このことも説得の材料になっていたと思われる。南條が窓を開け、譲治を外へ出し、内部施錠した。

 譲治の立場から考えれば、これはまさに「死んでいたはずの紗音に会える」願ってもいない状況であり、文中の描写と一致する。

 第九の晩に魔女は蘇りの件より、第九の晩が完遂しないとベアトリーチェは復活出来ないかという議論が出た。
検証の結果、EP1では第一の晩の検死を逃れた後、紗音こと紗代は殺人をはじめとする行動を行っている事から、
それには縛られないとする。

※不採用案
 紗代が窓を開け、譲治を外へ出し、内部施錠した。その場合、彼女自身はそのまま部屋に潜んでいる。

6.【ゲストハウス・蔵臼&夏妃殺し】の犯人と方法とは?
 絵羽と南條。ロープで作中で示された通りに絞殺して、それぞれの場所に杭を打つ。

 南條は前述のとおり、紗代が狂言でなく本気で殺人事件を始めた事に気がついている。
そのため、絵羽に九羽鳥庵へ行き爆発をのがれ、生存をする提案をする。

 EP3のエピローグで六軒島の爆発事故から一人生き残った絵羽は九羽鳥庵で発見されたとされている。
それは、この時点で南條から九羽鳥庵に行けば爆発を逃れる事を聞いたから、とする。
絵羽の立場からすればこの時点でその話をされても眉唾であり、信頼に値する情報ととるかは疑問。
また、現状、絵羽しか殺人を行っていないので、共犯成立のためここで同時に殺人を犯す。

 以下、どうして南條が九羽鳥庵に行けば爆発事故を逃れることができたかを説明する。
EP3の九羽鳥庵のベアトリーチェは金蔵の愛人のベアトリーチェの娘であり、彼女は生まれてから一度もこの屋敷を出ていないと証言している。南條は金蔵の主治医であるが、金蔵とは親友であり、信頼関係を築いているという描写もあるので、南條は九羽鳥庵のベアトリーチェの主治医であった可能性も高く、九羽鳥庵について知っている可能性も高い。

 爆発事故は実際に起こり、六軒島の全ての物は吹き飛んでしまった。にも関わらず九羽鳥庵で発見されたということは、九羽鳥庵に爆発を逃れられる場所Xが存在したと推測出来る。

 EP7、「我らの告白」により、地下貴賓室と九羽鳥庵はつながっているという記述があった。
以上から総合して、絵羽は九羽鳥庵から地下貴賓室に行き、爆発を逃れたと推測する。
同時に、これは碑文の謎を解かなくても命と黄金の両方を手にしたと言える。


※不採用案
同時に殺すということにこだわらなければ、絵羽、南條単体でもロジック構成可能。

7.客間の扉に「07151129」を書いた人物と数字の意味は?

 書く事が出来るのは、紗代もしくは、霧江、留弗夫、秀吉のだれかである。動機になりそうなことを考えながら、さらに事態を絞って行く。

・紗代が絵羽にこの番号を伝えた?
 絵羽はこの文字や魔法陣を見た時は取り乱しているのにもかかわらず、この情報をメモするときは極めて冷静。
本ブログでは絵羽と紗音=紗代が共犯であるという説をとっているので、二人の間で連絡をとりあう可能性も充分にあり、不自然にならない。この案を採用する。

 TIPSにより、「07151129。黄金郷の扉を開く鍵」とある。
黄金郷が黄金であり、大金を得るための鍵、つまりナンバーキーや暗証番号であるとこの時点では推測出来る。

 EP7により、紗音=紗代=ベアトリーチェ換金した通帳の暗証番号
7月15日は戦人の誕生日。11月29日は紗代が碑文の謎を解いた日(ベアトリーチェの誕生日)であると判明した。

※不採用案

・譲治経由で伝えたかったけど、死んだため壁に書いた?
 可能性としては考えられるが、譲治の死について考察した結果、こちらは不採用とする。
譲治が共犯であった場合には充分考えられるといえる。

・書くだけなら、霧江、留弗夫、秀吉のだれかでも可能?
 紗代が彼らの誰かに書かせてから殺す、ということも出来そうではある。
ただ、共犯であり、あらかじめ伝えていないと難しいので、不採用とした。「つい、最近記された」ということなのでその観点からもこの3人は該当しない。
 霧江に関しては、赤字の霧江は何も書き残していない!があるので除外する。


8.【客間・譲治殺し】の犯人と方法とは?
 紗代が射殺。
紗音に会えると期待した譲治。彼女は当然、紗代として生きていて、これからの殺人や演出を行うために客室に待機している。
 譲治が様々な説得を試みるも、結局、紗代に殺されてしまう。殺害方法はウィンチェスターで射殺。
ただ、譲治はこの時点で犯行の計画の概要にもおおかた気がついているし、その動機にも感づいていると思われる。(黄金夢想曲のベアト・譲治ペアのシナリオにも、この部分は描かれる)

 これを紗代視点で見てみる。
部屋に待機する紗代は、譲治がやってくるのを確認し、中に入れる。
どんな話をしたのか、どんな説得をうけ、どのタイミングで殺したかということは想像する事しか出来ないが、
結論としては、劇中に示される人物の死亡した順番で心ので優先順位をつけたと言う事しか言えない。
彼女の中にあるであろう様々な意思のなかの優先順位の説明でもあると言える。


紗音として、譲治の愛を確認し、自身の愛した日々を思い出す
(紗音は譲治への愛の役割を持っている)

ベアトリーチェとして、戦人を愛する気持ちを捨てる
(ベアトリーチェは、戦人への恋心を構成要素に持っている)

魔女エヴァ・ベアトリーチェして、二人を殺す。
(エヴァ・ベアトリーチェは犯人の擬人化)
時間をまたいで、南條のくだりが終わったに、結果的に紗代が絵羽に殺されるという解釈もできる。

そしてベアトリーチェの心臓(爆弾)は残り、こちらはEP4で出題される事になる。


 煉獄の七姉妹はウィンチェスターで殺害後、杭を打つ。
シエスタ隊は発砲して、それで終わりと言う事だとここでは解釈する。
この時点では碑文の見立て殺人は全て終わっているので、本来なら殺人の必要はない。
それでもなぜ、紗代が殺人をするのかということだが、ここでは明確に○○だから、ということではなく、あくまで彼女の優先順位がそうであったとしたい。


※不採用案
 譲治の自殺。紗代の話がショックだったため。
絵羽、南條、朱志香については、戦人と一緒に居てアリバイがあるため不可能。
もしくは紗代が譲治をゲストハウス二階で殺して、そのまま客間に移動した。(こちらは本ブログでは前項の兼ね合いにより採用できない)

赤字譲治は死亡しているにより、死亡確定(ただし、目が見開いている、胸が赤く染まっているの状況説明により、仮死状態は否定出来ない)

9.【使用人室・南條殺し】の犯人と方法は?
 紗代が射殺した。
使用人室からでてくる南條を廊下から、あるいは近くに隠れて攻撃するだけ。

 魔女は碑文の謎を解くものが現れたら殺人を止めるというこのルールがここでも論点になる。
碑文の謎が解かれたにも関わらず、殺人が行われているという事は、どういうことなのか考えてみる。

・絵羽は碑文の謎を解いていない
 絵羽が碑文の謎を解いたという描写は、戦人が確認していないため、幻想描写の可能性がある。
ただ単に嘘という訳ではなく、絵羽は最後に生き残っており、「碑文の謎を解いたから自分一人だけ生き残った」と証言する可能性もあるし、この状況をみた第三者もそういう解釈をする可能性がある。

 本ブログではこの説を採用する。

 別方向から、南條という駒について考えてみたい。
南條が九羽鳥庵の位置を知ってる事、絵羽にその情報を伝えた事は前述の通りであり、紗代もこの情報を知っている可能性は高い。
つまり、紗代としては、南條をこのまま生かしておけば、爆発事故を逃れ、魔法説を否定する数々の証言をする可能性があるため、この場面で確実に殺しておきたい相手。

 紗代はその後カーテンに隠れ、絵羽に射殺される。
絵羽にとって、彼女は譲治を殺した相手であり、これからも殺人を続ける気が充分にあるとすれば、ここで殺しておくのは妥当。暗証番号も聞いたとあっては、ますます用事はない。
幻想描写のエヴァ・ベアトリーチェとベアトリーチェの対決と「あいつは心臓だけになっても生きている」のくだりは、紗代が絵羽に南條から聞いた爆弾について、解除方法を教えなかった事の示唆。

 その後は朱志香は失明したまま部屋にとどまり、戦人は朱志香と同じく絵羽を犯人だと言い出したため、彼女に殺されてしまう。


※不採用案

南條殺しについて

・紗代以外の人物が殺人を行っている
 赤字に抵触してしまうため不可能である。EP4で戦人が語っているように、死亡宣言の誤差などを使えば説明可能。

・紗音=紗代が絵羽が碑文の謎を解いた事を知らない
 第一の晩で使用人のほとんど死んでしまう。人の連絡などにより紗音=紗代が知る事になっているなら、共犯者の少ない状況では、そのこと自体を知る事が出来ないのではないか…と仮説を立てたが、使用人を最初に殺したのは紗音=紗代自身であり、そもそも計画が成り立たない。
 EP7の描写を見ても、碑文の謎を解いた人物がいたら、すぐに源次が下に降りて来た事からも、すぐにわかる方法がありそうである。

紗代のその後について

・絵羽に射殺されず、そのまま紗音として死んだふりを続けることも可能。
 譲治を殺したのは紗代であり、絵羽に恨みをもたれる事からもここでは不採用とした。


10.EP3のゲーム盤の真相は?
 今回の共犯者は絵羽・秀吉。
 絵羽は実際は碑文の謎を解いたと言っているが、実際には解いていない。しかし、爆発事故を逃れたため、絵羽がそう嘘をつく事は充分に考えられる。
 前半の少女時代の夢は、紗音からカネよりも当主の権利を共犯者の条件にしている事の伏線。

 留弗夫・霧江は共犯ではなく、霧江が親族会議で積極的に発言している事、EP1のときと違って留弗夫の会社の経営不振を知っている事は、カネが欲しいため、いつも以上に緊張感を持っており、違和感に気がつきやすく、行動に起こしやすい事の伏線。おそらくこれが、「必ず引っかかります。頭のいいヤツほど、むしろ」の内容であると推測。

 途中、紗音が狂言でなく本当に殺人事件を起こした南條と絵羽は生き残るために、紗音を裏切り共犯関係を結ぶ。
 譲治を殺したことも大きな要因となり、紗音を殺してしまう絵羽。続いて、自分を犯人と言い出した朱志香と戦人も口止めと九羽鳥庵に行った時の反乱要素排除のため、それぞれ失明、殺害する。

 EP7の描写を見る限り、碑文の謎を解いたらすぐ判るような仕組みがあると思われる。そして、今回は他のEPでも共犯となる使用人の駒の多くを最初に切ってしまう事からも、碑文の謎を解いたら真犯人一人でも判る仕組みがないと、計画として成り立たない。
「07151129」については不自然極まり無い状況であるが、絵羽がこの数字をメモしているため、ベアトリーチェ(紗代)がこの段階で口座番号を伝えたとする。

 碑文殺人の13人の生け贄から逃れ、最後まで生き残った共犯者であることで、EP2の楼座とEP3の絵羽は似たような状況だと言えるが、楼座は共犯者の使用人から必要な情報を聞けなかったことで生き残れず、絵羽は南條から爆発事故を逃れる案を聞けていたため生還できた。
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梅沢 菜摘

Author:梅沢 菜摘
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