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魔女ウェザーのファンタジー六戒律

 うみねこの考察ではありませんが、二次創作でもぜひ書いておきたい事柄が幾つかありまして、あたらしいカテゴリを設けさせていただきました。

 ノックスとヴァン・ダインという、ミステリーを書く上での指針としての法則たちがうみねこで登場しました。作中で戦人、ドラノールが言っているように、これはこれらの法則を守っていないミステリー作品を異端審問、つまり中傷の対象にすることを目的としているのではなく、読者と作者がミステリーをゲーム的なものとしてフェアプレイを行うため、公正さを与えるために指針として先人たちが考えたものです。
 乱暴な言い方をすれば、「そんなのがオチだったら推理なんか出来るはずがない」と言わせないためのもの。どんなゲームでも、スポーツでも、法律でもルールを悪用、または曲解して自分に利することを行うものが現れ、ルールの意味自体が議論の争点になることもありますが、ここでは本来の意味を尊重します。

 作中ではミステリーのルールが提唱されましたが、ファンタジーでも同じようなことがあるのではないか?と考えました。ファンタジーとはつまり、お伽話であり、現実に起こりえないことがいくらでも起こりうる世界、創造物です。しかし、ミステリーの「そんなオチは推理できない」と同様に、何もかも「作り話だからいいんです」、では読者の興を削ぐのではないかと思います。
 そこで、勝手ではありますが、私が考えるファンタジーの法則を提唱してみようと思います。ノックス、ヴァン・ダインと同様、参考程度に捉えるものであり、これらを破った作品があっても問題ないものとします。

第一律 体系なき魔法の使用を禁ず
 この戒律の最大のテーマです。その世界で魔法、それに類するものがどうして行われるか、きちんと設定するということです。これがしっかりし、説得力のあるものにできれば、たいていのことはその世界におけるリアリティをもって読者に感じてもらえることが出来るのではないかと思います。

第二律 体系なき生物の登場を禁ず
 中世ヨーロッパ風ファンタジーであれば、エルフやドワーフ、ドラゴンなどお馴染みのモンスターが登場しますが、これらの存在についても、魔法体系ほどではありませんが、「ただファンタジーだから登場するの普通でしょ?」だけでなく、その世界において人間、またはその世界のほとんどの種族、あるいは多種族の間の関係性がどうなっているかを設定する必要があります。

第三律 日本人を登場させてはいけない
 中世ヨーロッパ風ファンタジーなのでこの表現にしましたが、その作品の魔法体系にあわせてこの日本人の部分は置き換えられることを初めに宣言します。中世ヨーロッパ風ファンタジーで、何の説明もなく日本人、またはヨーロッパの文化圏と違いすぎる人種が登場することは異常です。しかし、その魔法体系に合わせて説明できる設定を作れば、この戒律は簡単にクリアできます。

第四律 死者を安易に生き返らせてはいけない
 魔法体系にも依る内容なので第四律としましたが、死者が生き返るということは究極の非現実です。簡単に多用するものではないと考えます。戒律の文言に安易にと入れた意味を考えて世界作りをしていただきたいと思います。

第五律 奴隷や差別を中世ヨーロッパと同じにする必要はない
 これは中世ヨーロッパをベースに考え、その当時の文化内容とファンタジー創作物のそれを全く同じにする必要はないということです。そもそも、中世ヨーロッパに魔法はありません。この次点で、その世界のリアリティは実際の歴史と異なっています。取り上げられやすい文化的内容として、中世ヨーロッパにおける奴隷と差別を戒律にしましたが、その世界の文化と置き換えて考えていただければと思います。
 例として、銀魂という漫画は江戸時代に鎖国していた日本を黒船ではなく、宇宙からやってきたエイリアンの宇宙船が開国に推し進めたという世界観です。そこで、登場人物のモデルになっている幕末の志士たちの設定が史実と違う、という読者からの指摘を受けた作者が言ったコメント、「そもそも幕末にエイリアンはいません。もっと歴史を勉強しましょう」というセリフが如実にこの項目で私が言いたいことを示しています。


第六律 理由なき魔法と科学の両立を禁ず
 第一律のと兼ね合いですが、魔法が急速に発達している社会では、科学は現代ほど発達しないかもしれません。その意味を考えて世界設定をするべきだと考え、この項目を作りました。


 魔女ウェザーは私の名前からもじってつけました。異論がある方も居ると思いますが、そういう方は新しい法則をご自身で打ち立てるのも面白いかもしれません。
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