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EP5 ゲームマスターの違いについて

EP5の考察に入る前に、ゲームマスターの変わった本エピソードについて、それまでとの違いなどを考察して行きます。

ゲームマスター以外の赤字

 EP5は今までゲームマスターをつとめていたベアトリーチェが無気力状態になり、ラムダデルタがゲームマスターをつとめます。このラムダデルタというのは、ベアトリーチェの後継人であり、EP6でバトラがゲームマスターをつとめる時にも、シナリオが破綻していないかチェックする役割をつとめていた事からも、ベアトリーチェのゲームについて内容を把握している人物という風に取る事ができます。
 そして、今回のゲームでは、前半部分に戦人がプレイヤーを放棄し、ベルンカステルがプレイヤーをつとめていました。ベルンカステルはベアトリーチェのゲームのルールを知っているかということですが、本ブログでは知っているとしています。彼女はEP1にもルールXYZについて言及しており、この言葉から、ルールについてある程度は内容を把握していると言っていいでしょう。
 ベルンカステルは、プレイヤーをする際に、戦人として推理するのではなく、古戸ヱリカという新しい登場人物を作り、ゲーム盤の世界に介入していました。この古戸ヱリカというキャラクターには探偵権限という権利が認められています。探偵権限を破棄してEP6のヱリカはプレイしており、この事から、本ブログでは探偵権限とは、新たなゲームマスターのラムダデルタ、バトラが許可したルールであり、EP4までのゲーム盤のゲームマスターであるベアトリーチェが認めていなかった権利だと本ブログではしております。
 さらに、古戸ヱリカはノックス十戒を操る、ドラノールを行使します。彼女の使う赤字はノックス十戒の命題を真として採用したものであり、ドラノールはノックス十戒そのものを擬人化したものでしょう。
 さらにドラノールの部下のガードルードとコーネリア。彼女たちについてはヱリカが使用していたガムテープの封印をもとにした推理を論拠にした場合プラス、探偵権限の補佐的な役割ととることが出来ます。夏妃との金蔵の書斎については夏妃が実際に真実を知っていたから(金蔵はすでに死んでいるのに、生きているようなそぶりをした)、ゲストへ移動したという内容については実際にヱリカ自身も確認をしているから、屋敷のそれぞれの人物についてはヱリカはガムテープの開閉の状況を確認し、ベルンカステルにその状況を伝える事で、赤き真実に昇華していきます。これも、ラムダデルタが認めた、このゲーム特有のプレイヤーの権利でしょう。
 また、戦人をサポートするベアトリーチェの魔女の師匠、ワルギリアも赤字を使います。彼女もベアトリーチェのゲームのルールについて知る人物で、ベアトリーチェのゲームを制作した目的そのものを知る人物ということでしょう。

 そして、EP4までのゲームには全EP共通の赤字とそのEPだけの赤字があると、EP4の????の戦人の推理、ベアトリーチェの返答の赤字でも言われており、全EP共通の赤字については、メタ世界に登場する全ての人物が認識していれば使えるという事だと思います。例として金蔵は全ゲーム開始時に死亡しているが挙げられます。
 また、今まで青き真実については人間側(プレイヤー側)のプレイヤーしか使えませんでしたが、今回は魔女側(ゲームマスター側)であっても、相手の主張を他の可能性で否定出来る時に使っています。以上の事例について、具体例は揚げませんが、これで各所の説明はできるはずです。こうして、赤き真実で言った事柄に対しても、青で別の可能性が提示できることが、ここからも伺えます。




探偵権限について

 探偵権限とはどういうものなのか、ということですが、権利として明言されているのは探偵は現場を検証する権利を持つだけです。補佐的に「捜査のための、探偵のあらゆる活動を駒は妨害出来ない」もあります。
 しかし、EP5とEP6の探偵権限を持ったヱリカ、持たないヱリカを比較すると、色々なことが分かります。EP6でコーネリアがヱリカに言った台詞に「探偵権限を持っていれば検死は100%だが、もっていないと99%にしかならない」という発言があります。そして、「かつての戦人と一緒」とともたびたび発言しています。
 これだけの手掛かりでいうのは推測でしか無いのですが、おそらく探偵権限をもつキャラクターがいると、ノックス十戒を赤き真実として主張出来るということではないかと思います。探偵には客観的視点が義務づけられているというドラノールの発言もあるように、探偵は誤認をしないというよりは、見たままをありのままに読者に通達する義務があるということなのでしょう。そしてそれは「ノックス第七条 探偵が犯人である事を禁ず」「ノックス第八条 提示されていない手掛かりでの解決を禁ず」を反映した事項であると推測します。そして、EP4までの戦人は探偵権限を有していない事が分かります。




EP1~4とEP5,6の違い

 ベアトリーチェがゲームマスターをつとめるEP1~4はノックス十戒をを守っていないといってしまうと語弊が生じますが、参考程度に留めている、と私は思います。そのため、個人によってノックスを守っているかいないか、解釈の別れるような判断の難しいトリックも使っていると考えます。その場合でも、ノックスを知る事、指針にする事はEP5の????で戦人が言っているように、意味のあることだと思います。
 ラムダデルタがゲームマスターをつとめるEP5は探偵権限をプレイヤーであるベルンカステル、そして駒である古戸ヱリカが使っている事からも、ノックス十戒を厳守したシナリオであると考えます。そうでないと、探偵権限を保証する意味がありません。これは、EP6でゲームマスターをつとめたバトラにも同じ事が言えると思います。

 ゲームマスターというのは、もともとはテーブルトークRPG(TRPG)の用語です。進行を取り仕切る人、とされていますが、司会(ゲームの進行)と審判(ルールを守っているか判定する)とホスト(シナリオの提供)を行う存在です。
 同じシステムを使ったゲームを行う場合でも、でもゲームマスターによって許可されるルールとされないルールがあったりすることもまれにあり、ベアトリーチェとラムダデルタとゲームマスターが変わる事で、それを表現していると思います。EP5でもゲーム盤に登場する駒のベアトリーチェと、黄金庭園で抜け殻となったベアトリーチェが描かれます。これはそれぞれ、ゲームマスターの操作する駒と、ゲーム自体の制作者であることを表していると思います。
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